津田塾大学 学外学修・キャリアセンター

 外務省が主導する国際交流事業「対日理解促進交流プログラム」。アジア大洋州を対象としたJENESYS(ジェネシス)をはじめ、北米、欧州、中南米など幅広い地域を対象に、次世代を担う若者同士の交流を促進する本事業に、2025年度、本学から3名の学生が選抜され、フィリピン、ベトナム、ブルネイへと派遣されました。
 4月28日、小平キャンパスにて本事業の説明会を開催しました。この説明会は、ブルネイ派遣を経験した磯上潤奈さん(2026年3月国際関係学科卒業)の「この素晴らしい事業の魅力を後輩たちにも知ってほしい」という熱意ある提案により実現したものです。当日は、アジア大洋州事業を受託する一般財団法人日本国際協力センター(JICE)の塩野谷剛事務局長をお招きし、事業の意義や参加者への期待についてもお話しいただきました。

■ 日本の代表として、平和を創る架け橋に

 塩野谷事務局長からは、本事業の参加者へ向けて、日本の代表としての意識を持つことの大切さについてお話しいただきました。様々な国の方々との交流を通じて視野を広げることはもちろん、同世代の参加者との対話を通じて自分自身を深く見つめ直してほしいという期待を寄せられました。  また、JENESYSは派遣期間中だけでなく、帰国後にその貴重な経験を日本社会へ還元していくことも重要な役割であるとお話されました。柔軟な吸収力を持つ大学生という時期に、諸外国の若者と交流を積み重ねることは、お互いの国への信頼醸成に繋がり、ひいてはそれが平和な世界を築く礎になる。そんな熱い思いを、学生たちへ伝えてくださいました。

      

■ 「武道」を通じた学びと、共に参加した仲間たち

 続いて、磯上潤奈さんによるブルネイ渡航体験発表が行われました。磯上さんは、自身の得意とする空手を通じて「相手国から見た日本」を肌で感じたことや、双方向の文化交流が相互理解に繋がった経験を華やかなブルネイの衣装をまとい、語ってくれました。
 また、当日は共にブルネイへ渡航した早稲田大学の越智昊思さん、秋田大学の福田浩基さんも駆けつけ、それぞれの視点から得た気づきを共有してくださいました。
 発表の締めくくりとして、今春より社会人として新たな一歩を踏み出した磯上さんから在学生へ、「まずはやってみよう、という自分の気持ちを大事にしてほしい」という、温かく背中を押すエールが送られました。

 学外学修・キャリアセンターでは、JENESYSをはじめ、学生の皆さんが多様な価値観に触れ、成長できる国際交流の機会を積極的に情報提供しています。今回の説明会をきっかけに、磯上さんたちの後に続き、世界と繋がる一歩を踏み出す学生が増えていくことを願っています。

説明会の後も、ブルネイと継続的に関わり続けるためのアイディアを意見交換するJICE塩野谷事務局長と学生たち