津田塾大学 学外学修・キャリアセンター

多文化・国際協力学科3年   田中なつみ

画像提供:USJC(転出厳禁)

こんにちは。TOMODACHI SMBC シャカカチリーダーシッププログラムに参加した田中なつみです。本プログラムの体験談をこちらのWebページに寄稿させていただけること、大変嬉しく思います。

体験談は、①プログラムの概要、②研修内容、③学んだことの順に書かせていただきます。毎年プログラム内容は変更の可能性がありますので、あくまでも今回の私の体験談として、参考にしていただけたら嬉しいです。

プログラムの概要

本プログラムは、2025年の10月から2026年の3月末までの約半年間、「社会課題の解決に意欲を持ち、アクションを起こしたいと考える日本全国の大学生を対象に、社会にポジティブな変化をもたらす次世代リーダーを育成すること 」を目的として行われました。半年間のプログラムは、社会的価値創造研修及びリーダーシップ研修に加え、メンターであるSMBC社員の方々、共に学ぶ仲間との定期的なミーティング、さらにプログラムの締め括りとなる約1週間の米国研修(ワシントンD.C.とニューヨーク)で構成されていました。

私が参加しようと思った理由は、大学1年生から関心を持ち続けている教育分野において、行動したいと考えつつも、方法が分からないまま試行錯誤を続ける状態が続いており、行動の指針となるような学びを得たいと考えたからです。さらに、同じように学び、行動を起こしたい学生が全国から(今回は、岩手から沖縄まで)約20名集まることから、そのような人たちと学び、交流することが出来る点も大きな魅力だと思いました。

研修内容

社会的価値創造研修

SMBC様の取り組みやロジックモデル、インパクト投資などについて、様々なインプットがありました。1回目の講義では、「企業に入っても社会貢献が出来る」という点が最大の学びでした。社会貢献活動をするならば、起業かボランティアしかないと勝手に考えていたのですが、SMBC様の社会的価値創造を目指す取組みを聞く中で、その考えが覆り、将来の進路の考え方も大きく変わりました。

リーダーシップ研修

アセスメントツールを使って、個人の強みなど自分の思考について知り、それに基づいて話し合ったりしたほか、これまでリーダーシップを発揮した経験、そこから考えるリーダー像などについて、学生、メンターの方々と話し合いました。メンターの方々が実際に働かれる中で、リーダーシップが必要となる場面についてもお聞きすることができ、働く場でのリーダー像についてもイメージを膨らませることが出来ました。

定期的なミーティング

リーダーシップ研修の後、学生同士、またメンターであるSMBC社員の方々とのミーティングが行われました。このミーティングは、研修で学んだことについて、個人の経験を踏まえながら、さらにディスカッションをする機会となっていました。実際には、「平等と公平の違いを踏まえて、リーダーとしてどのように振舞うべきか」や、「リーダーとは決まった型があるのではなく、それぞれの形をもっていて良いのではないか」ということについて、互いの意見を交換し合いました。

米国研修

半年間の研修の最後は、2月25日から1週間、ワシントンD.C.とニューヨークにて社会的価値創造に焦点をあてた米国研修が行われました。米国の政治制度についての学びをはじめ、起業家を支援する複数のNPO団体の取組みを伺ったり、食の観点から、貧困の連鎖を断ち切る活動をしている団体でボランティアをするなど、様々な経験をしました。特に印象に残っているのは、起業家の方が「価値のあるものには人々がお金を投じてくれるのだから、社会的インパクトと経済的価値を別々に考える必要はない」とおっしゃっていたことです。日本では、それらの両立に課題を感じていると話す起業家の方々が多かったので、その考え方の違いに驚きました。米国研修でとても濃い時間を過ごす中、仲間たちとの仲を深めることもでき、最高の約1週間となりました。

画像提供:USJC(転出厳禁)

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学んだこと、自分の変化

学んだことは数えきれず、全ては書ききれませんが、是非共有したいと思う点についてお伝えしたいと思います。

多様性を受け入れること。

これは津田塾大学ではよく耳にする言葉かもしれませんが、以前の私は、特定のバイアスをもって他者に接してしまうことがあり、そのことをとても恥ずかしく感じていました。ただ、今回のプログラムに参加していた仲間との何気ない会話の中で、

「相手を『受け入れられなくてもいい』が、『受け止められるようになりたい』」
「自分と違う人と話すのって面白くない?」

という仲間の言葉を聞いた時、「なんて自分は心が狭かったのだろうか」と気が付きました。自分から勝手にシャットダウンしてしまっていたことに、もったいなかったとも思いました。
このプログラムの仲間は、もちろん個々に違う志向、進路がありますが、誰もが他者の挑戦に対して、まずは「いいね」と受け入れてくれ、みんなが他者の話に関心を寄せていました。その環境で過ごす中で、自分もまた、他者を受け入れ、尊重出来るようになっていきました。

自分をオープンに出来るようになってきたこと。

これまでの私は、「自分について話すなんておこがましい」と、自分から話すことを避けることがありました。しかし、研修参加後に提出するアンケートを見た事務局の方が、私の書く内容について私らしいものの捉え方や表現を評価してくださったことがありました。このことがきっかけで、自分の考えを発信することで、それを支持してくれる人や喜んでくれる人がいるのかもしれないと思うようになりました。

研修の中で、SMBCの社員の方から、「共感の連鎖」という言葉をいただきました。自分が発したことを、隣の人が「いいね」と感じ、さらに横の人につなげていく。その連鎖が続くことで、大きな社会貢献が達成されるのかもしれないと感じました。
まずはその一歩を創る思いで、自分の考えを誰かに伝える。そんな人が増えたらいいなと思い、この体験談を寄稿させていただきました。

今回、本プログラムへの参加から終了までご支援いただきましたすべての方々に、心から感謝いたします。最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

以下、TOMODACHIプログラムサイトの実施報告レポートもぜひご覧いただけたら幸いです。