津田塾大学 学外学修・キャリアセンター

4年生インタビュー 情報科学科 平松蒼惟さん

卒業する4年生に、大学時代の学外学修の経験について伺いました!

津田塾の情報科学科を選んだ理由

もともと家族の病気がきっかけで医師を志望していました。残念ながら医学部にはご縁が無かったのですが、当時大学生だった姉との会話の中で医師としてだけではなく、ITの分野で患者さんに貢献できることを知りました。小さいころからパソコンを触ることも好きで情報科学の勉強もしてみたかったこともあり、ITの力でより広い領域で医療に貢献できるということや、女子高出身で女子大に対する馴染みもあったので津田塾大学の情報科学科を選びました。少人数教育や英語に力を入れていること、就職に強いことも、決めた理由だったと思います。

学外学修に参加したきっかけ

自分が何をしたいのか何が得意なのかを知るためにも、大学に入ったら色々挑戦したいと思っていました。また、情報科学科での学びを活かせる分野でどんなことができるのかを知りたかったので、1年生の夏にIT企業の5日間のプログラムに参加しました。IT企業のオンラインでのインターンシップだったのですが、当時はクラウドという技術があるということもよく知らなかったので、基礎知識を得ることができたのと、プログラミングでは自分の技術力のなさを実感して、その後の学びへのモチベーションにもつながりました。

2年生の時には、Waffle Collegeというプログラミングを学べるコミュニティに参加しました。1、2年の大学の授業では知識面のインプットが多く、アウトプットできる機会がまだあまりなかったため、このプロジェクトを通じてチームで何かものを作ることができたのは大きな経験でした。他大学からの学年も異なるメンバーでチームとなり、スペイン語学習アプリを開発しました。私は特にデザインの部分(UI)や、プロジェクトマネジメントのようなことも担当しました。お互いのスケジュールを合わせるのが難しく、打合せや作業時間を調整したり、個人の強みやスキルに合わせて役割分担をしたりするのは大変でした。勉強していたことが一つの形としてできたのが達成感を感じましたし、1年生の時にプログラミングの授業を苦労しながら頑張ってきて良かったと思いました。また、情報科学科の学びの特徴である「3年プロジェクト※」の前にチームでアウトプットする機会を得たことも貴重な経験でした。

※1教員に数名の学生がついて、グループまたは個人で、課題を立案し解決に取り組む科目

大学の外のコミュニティの広がりと自分の居場所

学外学修で参加した大学外のコミュニティが、次の様々な活動の機会につながりました。Waffleさんから紹介いただき、Microsoft Learnビジネスコンテストに応募して、賞をいただくことができました。執行役員の方の前でプレゼンをする機会があり、緊張しましたが、企業さんにアイデアを発表させていただくのはとても貴重な機会でした。3年生のときには、メルカリBOLDプログラムに参加、米国でメルカリ店舗などを視察し、最後にはチームで社員さんに向けてアイデアを発表しました。チームの中ではエンジニアとしてアイデアの実装を担当し、仲間と夜遅くまで議論を重ねた結果、優勝することができました。このとき初めての徹夜をして、帰国後に熱を出してしばらく動けなかったので、徹夜はもう絶対しないと心に誓いました。今となってはチームで頑張った良い思い出です。

Microsoft Learnビジネスコンテストでの発表(Microsoft公式アカウントより) 

アメリカのメルカリ店舗訪問時

MercariBOLDで取り組んだアプリ(一部)

津田塾には頑張る仲間がいて、それぞれの挑戦を応援してくれる環境があります。一方で、大学外のコミュニティでは、日常生活では出会えないような人ともたくさん出会いました。有名企業でインターンをしている人、会社を立ち上げて世界各地を回っている人など、のんびり生活していたら出会えないような人たちにたくさん刺激を受けました。大学の外では少し背伸びして頑張らなければいけないですが、大学は自分らしくやりたいことに全力になれる、応援してくれる友達が支えてくれるやわらかい場所。この場所があるからこそ頑張れたかなと思います。

英語スピーチで自分と向き合い、表現力を磨く

サークルは津田塾大学英語会のスピーチセクションに入っていました。英語が好きで高校の時は英語のディベートをやっていましたが、性格上、人と討論して競い合うディベートはあまり向いてないと感じていました。一方で、もともと人前で話すことがすごく苦手でそれを克服したいという思いがあり、スピーチを選びました。日本語は遠回しな言い方が多いですが、英語は表現がストレートで、いつもの自分とは違うキャラクターを憑依させて話せるのが面白いと感じました。1,2年生の時はなかなか全国大会に出場することができず、落ち込んだ時期もありました。選考を突破するために、論理的に内容を展開することや、ストーリーラインをわかりやすく展開するように取り組みました。また、自分と他人にうまく境界線を引いて、自分は自分のペースで頑張ればいいと思えるようになったと思います。自分がやれることに取り組んだ結果、3年生からは全国大会に出場できるようになりました。

英語弁論大会に出場

弁論大会で準優勝した時のトロフィー

「IT×医療」領域での進路選択へ

4年生の卒業研究では、自分の関心である「IT×医療」領域で、服薬のエンタメ化をテーマにアプリを開発しました。私は昔から薬を飲み込むのが大の苦手で服薬を楽しくできたらいいなという思いがありました。1年生の時から様々な学外学修に取り組んできた経験も自信となって卒業研究にも取り組むことができました。研究がとても面白くて、関連する論文を読むうちにもっと勉強したいという想いも膨らみましたが、4月からは、医療分野のソリューションも提供しているIT企業で働くことを選びました。社会に出る不安もありますが、ITの力で多くの人を助けたいという夢に向かって進みたいと思っています。

卒論研究で開発した服薬アプリ①

卒論研究で開発した服薬アプリ②

受験生や後輩へのメッセージ ~自分から動くことで得られるチャンス~

ただ受動的に大学生活を過ごしていたら何もチャンスは降ってこないと思います。はじめは怖いかもしれないですが、少しでも気になった活動があれば、とりあえず申し込む、飛び込んでみると良いと思います。そこでしか得られない、出会えない人・価値観があって、様々な刺激を受けることができます。うまくできなかったことも学びの機会としてとらえることも大事です。

インタビュアー後記

実際に学生生活を4年間全力で走り切った先輩の話をお聞きして、とても刺激を受けました。津田塾大学での友人や家族が安全基地となって色々なことに挑戦できる状態を作っていたのかなと思います。私の学生生活は折り返しですが、自ら動くことを意識して頑張っていきたいと思いました。

文章:学外学修・キャリアセンター学生スタッフ 鈴木晏子