津田塾大学 学外学修・キャリアセンター

TOKYO 2020期間中、アンチ・ドーピングの啓発とスポーツの価値を共有する活動「PLAY TRUE 2020」に、活動スタッフ「PLAY TRUE Creator」として、津田塾大学から在校生とOGが参加しました。

活動に参加した泉あやさん、梶谷萌衣さん、真下萌奈さんにインタビューしました!

  • 「PLAY TRUE 2020」の詳細・実際の活動の様子は下記のサイトからご覧いただけます。

写真提供:(公財)日本アンチ・ドーピング機構

どんな活動でしたか?

パラリンピック期間中に、競技体験や情報発信をする会場があり、そのなかでスポーツの価値、アンチ・ドーピングについての啓発を行うブースでPLAY TRUE Creator(ボランティア)として参加させていただきました。スポーツの価値を考え、それぞれの価値を世界中の人と共有し、可能性を広げようという活動です。オリンピアン・パラリンピアンの方々とともに活動し、一般の方々と一緒に競技体験を共有したり、パラスポーツを体験してもらうという活動を行いました。当日は、小さい子どもと関わることが多く、ブースの終わりに楽しかった!と言ってもらえた時はやりがいを感じました。また、オリンピアン(競泳)の内田翔さんとお話をする機会が多く、トップアスリートの方の考えや思いをお聞きすることができて、とても貴重な経験をさせていただきました。(梶谷さん)


ブースの最後でそれぞれが思うスポーツの価値やチカラをPLAY TRUE Planetというウェブサイト(https://playtrueplanet.jp/)に発信することで、世界中の人々とのメッセージと合わさりスポーツの未来をつくっていくというアクテビィティもありました。他大学の学生や普段なかなかお会いすることができないオリンピアンの方々と一緒に活動させていたことはとても貴重な経験でした。小さな子どもたちとブース内にあるクイズや写真を撮る場所などで一緒に遊んだり、毎回活動終わりにみんなでいろんなポーズをしながら集合写真を撮ったりしたのも、とても良い体験でした。また、私の拙い説明を聞いてくださってブースを出る際に来て良かったと言っていただけたときはうれしかったです。本当は私の活動日数は4日間だけだったのですが、最終日にJADAの職員の方にお願いをして活動日を増やしていただいたほど、全部の活動が楽しかったです。(泉さん)

活動の前には、一日かけて他のボランティアの方やアスリートの方といろいろなお話しをして交流を深め、どういう風にスポーツの価値を発信していけるのか、話し合いをしました。また、直前にJADAの本部で実際にリハーサルをして当日に挑みました。(真下さん)

写真提供:(公財)日本アンチ・ドーピング機構

なぜ参加しようと思ったのですか?

私自身、小学生の時からバスケットボールをしていて、スポーツが大好きな人間です。せっかく東京でオリンピック・パラリンピックが開催されるので、何かしら大会に、スポーツに関わりたいと思い、参加してみようと思いました。(梶谷さん)


小さい頃からスポーツをすることや見ることが好きなので、オリンピック・パラリンピックに何かしら携われたらいいなという思いがありました。大学一年の時に学外学修センターのサイトでこの活動を募集しているのを見て、スポーツの価値提供についても興味があったので参加させていただきました。(泉さん)


私はこれまでスポーツをしていたからこそ学べたこと、スポーツのおかげで成長できたことがたくさんあり、それらが普段の生活や様々な場面ですごく活きていると感じていました。スポーツへの感謝の気持ちやポーツの素晴らしさを活動を通して多くの人に伝えていきたいという思いで応募しました。(真下さん)

ひとりひとりちがう、スポーツの価値

特にスポーツに取り組まれている方、スポーツ観戦が好きな方が興味を持って来てくださることが多かったので、そういう方とお互いのスポーツ経験を話して思いを共有することができました。オリンピアン・パラリンピアンの方々とも一緒に活動する中で、どうやってつらい練習を乗り越えてきたのか、それが今どう活きているのかを聞くこともできました。ひとりひとり違う、それぞれの「スポーツの価値」を聞き、自分が思っていたものと共通する部分や異なる部分を知ることができたのは本当に楽しかったです。オリンピアン・パラリンピアンの方々はとてもフレンドリーで話してみるとみなさん優しいのですが、でも深く聞いていると想像もつかないようなものすごい経験をされていたりするんです。そのような経験を経たからこそ伝えることのできる「スポーツの価値」が持つ力はとても大きく、お話をしていて感動し、自分ももっと頑張りたいと圧倒されることばかりでした。(真下さん)

苦労したこと、大変だったことは?

スポーツが好きでスポーツについてとても詳しい方が来場してくださった際に、私の知識不足でその方のお話に頷くことしかできなかったことがありました。その時は一緒に活動していたオリンピアン・パラリンピアンの方々や他大学のスポーツに詳しい方がサポートしてくださり、私もとても勉強になりました。(泉さん)

外国人の方に英語で説明するのに苦労しました。伝えたいけど、全く伝わらず、とてももどかしかったです。(梶谷さん)


来てくださった方に耳の聞こえない方がいたのですが、その時は手話ができる方がいなかったので、いるスタッフだけで指で文字を指したりジェスチャーで示したりとみんなでなんとか伝えようとして頑張りました。うまく伝えられているのか不安もありましたが、その方も最後は笑顔で帰って行かれたのがとてもうれしかったです。(真下さん)

共感してもらえるように話す工夫 

ブースに寄ってもらえるようにお声がけするところから始めるのですが、もしかしたら興味のない人かもしれないので遠慮してしまい、最初はうまく声をかけることができませんでした。他のブースには様々な競技を体験でき、楽しそうな雰囲気が伝わりやすくて人が並んだりするのですが、私たちのブースは一目見ても何をやっているのか分かりにくいところがありました。なので、行ってみたいな、と思っていただけるように笑顔で楽しい雰囲気を作ったり、声をかけてお話をする中でその人のスポーツに取り組んだ経験やスポーツを観戦した経験の話を引き出したりして私たちのブースに興味を持ってもらえるように工夫をしました。私自身が考える「スポーツの価値」を伝える際には相手の方のスポーツに関する経験とからめながら共感してもらえるように自分のスポーツへの思いを話しました。特に、どうやったら楽しみながらスポーツの大切さを思い出してもらえるのか、私たちと一緒にスポーツの価値について考えたということが来てくださった方の心に残るようにするにはどうやって伝えれば良いのかを考え、試行錯誤しながら活動していました。(真下さん)

今後はどんな学外学修活動に参加したいですか?

今後も、スポーツに関わる学外学修活動があれば参加したいです。そして、もっと英語を磨いて、スポーツを通して、世界中の人と関わってみたいと感じました。(梶谷さん)



今回の活動で、自分は年齢問わず様々な人と話すことが好きだということがわかったので今後もこういった、様々な人と触れ合えるような活動に参加したいと思いました。(泉さん) 



今回体が不自由な人や耳が聞こえない人と接する経験をし、そのような方たちと一緒に様々な活動をするためにはどのような課題がありどうしたら解決していけるのか、自分にできることは何かという新たな疑問が生まれたので勉強して知識を深めていきたいと思っています。そのためにまたこういった異なるバックグラウンドや考えを持つ多くの方々と交流できる活動にも参加したいですし、私は国際関係学科に所属していて国際協力の分野に関心があるのでコロナウイルスの状況が落ち着いたら実際に海外でも活動したいと考えています。(真下さん)

写真提供:(公財)日本アンチ・ドーピング機構