津田塾大学 学外学修・キャリアセンター

春休み期間を活用し、来年度以降の学外学修や大学での授業等に役立つコミュニケーションスキル講座を2種類開催しました。

「人に伝わる話し方」講座

学生生活には、発表やプレゼンテーションを行う場面が多くあります。インターンシップでの企業様への提案や報告、ゼミでの研究発表以外にも、学生団体、サークル、アルバイトなどの日常の中にも様々な「人前で話す機会」がありますが、一方で苦手意識を持っている学生も多いようです。

学外学修・キャリアセンターでは、毎年春休みに、人前で話すときのマインドセットやわかりやすくストーリーを組み立てるコツを学び、実際に実践するトレーニング型の講座を実施しています。

講師は、夏のプレゼン資料作成講座を担当頂いている株式会社ルバートの松上さんです。前半は講義を聞いてじっくり学び、後半は事前に用意してきた題材でスピーチの実践練習を行いました。
お二人のゲスト講師の方にもご協力頂き、後半は個別の部屋に分かれて実践練習とフィードバックを繰り返しました。

参加した学生からは「格段に発表への苦手意識が減って気が楽になりました」「これからはポジティブに考えていこうとマインドもリセットされました」「ほかの参加者の話し方を聞いてみて、人それぞれの良さを感じました」などの声が聞かれました。

ホスピタリティ&コミュニケーション講座

第二タームにPBL講座を実施いただいている日本航空から講師をお招きして、『ホスピタリティ&コミュニケーション』基礎講座を開催しました。

将来の進路としてホスピタリティ・サービス産業を目指す学生のみならず、大学の授業やアルバイトでのコミュニケーションをより良いものにしたいとの意気込みを持つ1年生から3年生の学生25名が参加しました。
私たちの社会・生活がAIの登場により大きく変わろうとしている中、講師の方々からはAIには代替しえない能力として、共感力などのヒューマンスキルの重要性をご説明頂きました。

その後、ヒューマンスキルを磨く具体的なヒントとしてポジティブなコミュニケーションの取り方やホスピタリティマインドを表現する要素(身だしなみ・表情&視線・挨拶・立居振舞・相手主体のコミュニケーション)、ダイバーシティへの配慮等について、日本航空での実例も紹介いただきながら、ペアワークでの実践も交えて学びました。
最後の学生による1分スピーチでは、「普段の生活にも取り入れ人間関係の質を高めたい」「相手が話しやすくなるよう聴く側としての意識を高めたい」等の声が聞かれました。また、アンケートからは現在の学生生活のみならず、社会人になってからも役立つ考え方・行動を学べたとの意見もありました。参加した学生の皆さんには、多様で豊かな人間関係づくりの実践を積みあげていって欲しいと思います。