インタビュー
インターン生:総合政策学科3年 佐藤優衣さん
卒業生:田中萌子さん(2015年国際関係学科卒)
プレティア・テクノロジーズ株式会社でインターンシップを行う佐藤優衣さん、同社の人事担当で本学卒業生でもある田中萌子さんにお話を伺いました!
プレティア・テクノロジーズは、日本で唯一「ARクラウド」を提供しているスタートアップ企業です。日本発ですが、社員の6割が外国籍で国際色豊かな企業です。同社は、AR技術を活用した通話サービスで製造業や電気・電子事業者の課題を解決したり、ARを使ったエンターテインメント事業を大手企業と共同して展開しています。
-今回インターン生を募集されたきっかけを教えてください。
田中さん:普段は定期的にインターン生を受け入れていることはないのですが、今回社内からインターン生の受入れ希望があって津田塾大学にお声がけしました。津田塾大学に声をかけた理由は、母校ということもありますが、女性比率を半数に近づけるため、女性の風を吹かせたいという思いもありました。
-なぜ参加しようと思ったのですか?
佐藤さん:進路選択をする前に就業経験を積みたいと考えました。AR(拡張現実)という、これから成長するであろうIT技術で企業活動していることが魅力的でした。それに加えて、元々留学にも関心があり、外国籍の方が6割程度いらっしゃるというグローバルな環境に惹かれました。
-参加までどのような流れだったのでしょうか。
佐藤さん:参加までに面接が3回ありました。最後の面接はバリュー面接というものでした。
会社の5つのバリュー、それぞれについてどのように考えているか代表と話しました。
(注:同社の5つのバリューは、「本当の幸せを届けよう」、「真のインパクトを生み出そう」、「勇敢に仕事をしよう」、「素早い実行がすべて」、「フェアネスを追求しよう」です)
田中さん:これらのバリューが自分の人生とどのように結びついているか、一つずつ掘り下げていきます。なので、意識しなくてもこれらのバリューに共感している人を採用しようとしていますね。
大学で学んでいるデータサイエンスと英語を活かして
-インターンシップではどのような業務を行なっているのでしょうか?
佐藤さん:リモートが中心で週3,4回業務を行っています。商談の資料作成・議事録作成なども行っており、社員の方から助かったと言われることもあり、やりがいを感じます。実はインターン初日から何も知らない状態で展示会に参加しました。社員の方に教えてもらってチラシを配り、興味を持ってくれたお客様を繋ぎました。自分からお客様に話しかけることは初めてだったので緊張しましたが、お話を聞いてもらえると嬉しいですね。製品についての説明や聞かれた質問に対して的確に応えることは難しい面もありましたが、社員の方にサポートいただき乗り切りました。
インターンを開始して1か月たちましたが、新鮮な日々を送っています。普段関わることのない人と関わって、自分の視野が広がりました。その中で自分がどう動くべきか考えながら過ごすことで自分の成長につながったと思います。
- 学生のうちから既に新人社員のような働き方ですが、そのモチベーションはどこからきていると思いますか?
佐藤さん:今は学生、アルバイトとこのインターンの3足の草鞋を履いていますが、3年生になって就活も意識するなかで、自分は何をしたいのだろうと悩むこともあったのですが、「とりあえずやってみよう!」という気持ちで動いています。
-大学で学んだことがどのように生かされましたか?
佐藤さん:大学ではデータサイエンスを中心に学んでいます。また週4回英語の授業があるので、インターン業務にも活きていますね。社内の公用語も英語で、1人でも外国籍の方がいると英語でミーティングを行います。そのような環境で仕事をする上で、大学で学んだ英語がコミュニケーションをとる際に役立っていると感じます。
「匂いの違う」自分が知らない世界を経験することが大切になる
-田中さんのこれまでのキャリアについて教えてください。
田中さん:最初のキャリアはDeNAのマーケターとしてスタートしました。DeNAを受けた経緯として、パフォーマンスで評価される環境を魅力に感じ、ベンチャーをメインで受けていた際に、1つ上の友人にDeNAが向いていると教えてもらいました。DeNAは優秀な社員の方が多く、「私この人を超えられなさそうだな」と感じ、面白そうだと思って入社しました。3年間働き、1年目は終電間際まで働くこともありました。
大学時代に1年間留学をしたこともあって、グローバルな仕事に興味を持っていたのですが、DeNAではチャンスがなく、転職をしてフィリピン・セブ島の教育ベンチャーでマーケターとして3年勤務しました。そこではフィリピン、台湾、ロシアなどの方たちと仕事をし、マネジメントをすることもあり、組織の人事に興味を持つきっかけになりました。
-そこからプレティアに移動するまでにどのような経緯があったのでしょうか
田中さん:2021年の末にプレティアに参加しました。DeNAの時の同期がプレティアの代表の同級生で話をしたところ誘ってもらいました。当時前任の人事担当が辞めるタイミングでした。
セブ島でマネージメントの仕事をしていた際の経験から、良いチームが会社にあるから業績を残せると考えるようになりました。「良いチームを科学したい」という気持ちが強くなり、人事へキャリアチェンジしました。
-そのようなキャリアを歩む中で大切にしていることや学生に経験してもらいたいことはありますか?
田中さん:私は「匂いの違う」ところへ行くことを大事にしています。違う世界に行くと想像の範疇を超えたことが起きますが、そのような経験をすると誰にでも優しくなることができます。そこから生み出される考えやプロダクトが世の中に価値を与えると思います。